2017-6-27 19:00 [家づくりノウハウ]
【土地の選び方】
新築住宅を検討する場合、建設する土地が無ければ、初めに土地から探すことになります。
今回は、“住宅メーカー”目線での土地の選び方についてご説明します。
-----土地の法規制について-----
土地が自分の物になったとしても、好き勝手に家を建てることはできません。土地には様々な規制があります。
用途地域・・・その土地に建てる事の出来る建物用途と大きさ高さなどが決められています。
接道義務・・・家を建てるには、4m以上の道路に対して2m以上接していないと建てられません。
2項後退・・・敷地に接している道路の幅員が4m未満の場合、その道路の中心線から敷地に向かって2m後退した位置が道路境界とみなされます。
隣地との距離・・・低層住居専用地域では隣地境界線と建物までの距離を1~1.5m離さないと建てられません。それ以外の土地でも、民法によって隣地境界線から50cm以上離さないとダメです。
-----土地の状態について-----
土地の状態によっては、思わぬ追加費用がかかる事があります。以下の点を注意しましょう。
土地の水はけ・地盤の固さ・・・立地や地下水の影響、田んぼの埋め立てなどで地盤が緩い場合は、家を建てる前に地盤改良や杭工事などが必要になります。
インフラ整備・・・その土地の内部または前面道路に、水道管や送電線の有無、下水道か浄化槽、都市ガス、LPガスなどによって設備費用が異なります。
----土地の形状や方位----
土地の大きさは、建物の大きさや駐車場の台数により変化します。土地も建物も大きさに比例して高くなりますので、最低限何坪必要かを決めておきます。方位(接道方向)については、それぞれにメリットデメリットがありますので、希望が分かれる所です。一般的に南接道の方が高くなります。
-----周辺環境-----
近隣建物との位置関係や、将来の変化により、日当たりやプライバシーに影響が無いかを確認します。
周辺の環境(スーパー・病院など)、小中学校の校区、交通状況、歩道の有無や街灯の有無もチェックしましょう。
実際に土地を見に行く場合は、朝一・昼間・夜間の3つの時間帯で確認しておけば完璧です。
夜の帰宅を想定して、実際に駅から自宅までを歩いてみる事もお勧めします。
土地選びの難しい所は、その土地は世界にひとつしか無いという事です。全ての条件が合う土地を探し続けるよりも、優先順位を決めて、この条件に合えば決断する事も大切です。
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